Tシャツデザイン、慣れないうちのデザインはシンプルに考えよう!
公開日:
:
プリントについて
今回はTシャツプリントでは一般的な「シルクスクリーンプリント」でのデザインの注意点など。
このシルクスクリーンプリント、水と空気以外はなんでもプリントできると言われるほど優秀なプリント方法なんですが、Tシャツにプリントする際はいろいろ注意がいります。
プリントについて技術的なことを書き出すとかなり専門的になってしまい混乱してしまう方もみえると思うのでとりあえず詳しいことは別のページで説明するとしてここではこんな感じにしたほうがいいよって言う程度にしておきたいと思います。
歴史の古いシルクスクリーンプリントですが、最近は技術の進歩もあり様々な表現が可能になりました。
しかし、街で売っているTシャツを見ると圧倒的に太めの文字やマークで1色または2色程度の色数でプリントしてあるものが多いと思います。
シルクスクリーンプリントは各色毎に版が必要なため色数が増えるほど版代がかさみある程度ロットにボリュームがないと販売価格が高くなってしまたりするからです。
それに色数が増えたり、プリント箇所が多くなるとインクで生地自体を覆ってしまう部分が多くなり着心地も悪くなってしまいます。
Tシャツ用に使われるシルクスクリーンインクの多くはラバーインクといってゴム状のインクが使ってあるためプリントした部分はどうしても通気性も悪くなります。
染み込みプリントといって生地自体に染み込んで素材感を維持できるプリント方法もありますが、Tシャツの色が淡くないと色が生地の色に負けてしまうため、圧倒的に多い黒や紺などのTシャツには向きません。
なので個人で作られる場合などは、まずはできるだけ色数の少ない状態でプリントも2箇所か3箇所くらいまでに抑えて考えられることをお勧めします。
よくイメージの段階で色を思う存分使ってかなり色数の多い状態でお持ちになる方が見えますが、かなりの予算オーバーで1から考え直し何てこともあるので、こういった手間を省くためにも、この色数、印刷箇所と型代プリント料金の関係がよく理解できるまではできるだけシンプルに考えてみてください。
ちなみに金に糸目はつけないからこれでやってくれっというお客様ならこういったことも考えず持って来ていただいても大丈夫ですし業者側としても腕の見せ所で大歓迎だとは思いますが…^^;
関連記事
-
-
プリントの大きさを考えよう!
今回はシリクスクリーンプリントでプリントの大きさを決める際に注意しないといけないことについて。
-
-
シルクスクリーン印刷について
Tシャツのプリント方法には、代表的なシルクスクリーンの他、インクジェットダイレクトプリント・ラバー転
- PREV
- プリントの大きさを考えよう!
- NEXT
- 手書きデザインのコツ